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ザリガニの鳴くところ - ディーリア・オーエンズ(著), 友廣純(翻訳) - 読了

  26, 2021 09:31

ザリガニの鳴くところ - ディーリア・オーエンズ(著), 友廣純(翻訳) - 読了


ノース・カロライナ州の湿地で男の死体が発見された。人々は「湿地の少女」に疑いの目を向ける。6歳で家族に見捨てられたときから、カイアは湿地の小屋でたったひとり生きなければならなかった。読み書きを教えてくれた少年テイトに恋心を抱くが、彼は大学進学のため彼女のもとを去ってゆく。以来、村の人々に「湿地の少女」と呼ばれ蔑まれながらも、彼女は生き物が自然のままに生きる「ザリガニの鳴くところ」へと思いをはせて静かに暮らしていた。しかしあるとき、村の裕福な青年チェイスが彼女に近づく…みずみずしい自然に抱かれて生きる少女の成長と不審死事件が絡み合い、思いもよらぬ結末へと物語が動き出す。



なんと言っても湿地の描写が美しいのが特徴的だった。それとカイアの境遇に同情と共に逞しさを感じた。

現代パートと過去のパート、殺人事件の捜査が交互に織り交ぜながら物語は進んでいく。

カイアの元を去っていく者、新しく来る者、再会。その時々に芽生えるカイアの心情が痛いほどに伝わってくる。

気が付けば目が離せない展開に読者は誘われてしまう。ラストに明かされる真実に涙が零れてしまった。

カイアは私が思ったよりずっとずっと強い女性だった。

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